見通し

バズワードを超えて ー 当社がアジャイルを取り入れた3つの方法

会議室でノートパソコンを見る3人

Index Exchange では、プログラマティック広告のエコシステムとテクノロジー業界全般のイノベーション推進に注力しています。当社は17年以上にわたり、パブリッシャーとバイヤーのためのソリューションを構築してきましたが、その過程で多くのことを学んでいます。

ここ数年、変化し続ける市場の一歩先を行くために、製品の企画、開発、供給の方法をいくつか調整してきました。これらの調整は、当社が可能な限りアジャイル(俊敏)な組織でありたいとの願望に根ざすものです。

しかし、これはほとんどの企業が経験する典型的なアジャイル進化ではありません。当社では、単なる確認作業として始業ミーティングやスプリント完了時の反省会などを実施するのではなく、常に自分に挑戦し、自分たちが行う全てのことから最大限の価値を引き出せているかどうか追求し続けています。当社の目標は、アジャイルを導入することではなく、アジャイルであることです。その目標の達成に向け、当社の200人以上のエンジニアが日々実践している3つの基本的な原則をご紹介します。

迅速学習

「学ぶことは強制ではないが、生き残ることも強制ではない。」

– W. Edwards Deming

フィードバックループは、アジャイル手法の基礎となるものです。Index Exchange では、エンジニアリング上の課題を解決するにあたり、はじめからすべての答えを持っているわけではないという事実を意識しています。この思考はソリューション構築へのアプローチに影響するため、当社の業務には不可欠です。

プロジェクトを期限内に終わらせることや、スコープ内に収めることにはあまり力を入れていません。それらの要素も重要ではありますが、当社がより焦点を当てているのは、迅速な学習を通して直面している問題を解決することです。

また、あらかじめ定められた解決策からはじめるのではなく、実験的な検証も活用します。このような方法を採用することで、ソリューション設計の際に十分な情報に基づいた意志決定を下すことができ、同時に関連分野の革新を継続することができます。

最近、Index Exchangeのデータエンジニアリングチームでは、データパイプラインの最適化を実行する必要に迫られました。これは、世界の大半が在宅勤務へ移行し、インターネットのトラフィック量が急増したからです。当社ではシステムパフォーマンスの指標に投資していたため、実験的なアプローチを活用し、多くのアイデアの中からデータクラスターのリソース消費を最大限削減できるものを特定することができました。迅速学習とフィードバックループは、当社のデータパイプラインを迅速に復旧させる上で、非常に重要でした。

継続的な改善

「壊れてないなら、直すな。」

– Ben Lance

この名言にはうんざりさせられてきました。すでに十分機能しているなら、何も改善しなくても良いということを暗示しています。残念ながら、このような考え方では今日のようにスピードが速く、予測不可能な世界では後れをとってしまいます。それよりも共感できるのは、次の言葉ではないでしょうか。

「もっと良い方法があるはず。それを見つけることだ。」

– Thomas Edison

これこそ、Index Exchange での仕事のやり方を直接物語っています。アジャイル開発の中心にあるのは、継続的な改善です。つまり、このような環境では、チームが常に昨日よりも今日の方が良くなるように努力できるような枠組みと文化を作ることが極めて重要なのです。チームが何を改善しようとしているのか、それを理解し、必要とするサポートを確保することを目標としています。社内のアジャイルコーチとエンジニアリングマネージャーは、継続的な改善をプロセスに組み込むためチームと共に取り組んでいます。。それには、努力分野に優先順位を付け、検証するために、できるだけ多くのデータを使用することが含まれます。

成功のためには、仕組みの中に多少の「あそび」を持たせることが欠かせません。それよって、改善のに取り組むための時間を確保することもできます。当社では一般原則として、チームのスプリント能力のうち、平均20%を技術的な「あそび」もしくはプロセスの改善のために使うこととしています。これは、スタッフが新しい働き方を試したり、チームとして成長するための投資だと、Index Exchangeでは考えています。

チームへの権限委譲

「人やり方を教えるのではなく、何をすべきかを伝えろ。そうすれば、思いがけない工夫をして結果を生み出すだろう。」

– George S. Patton

アジャイル改革の最初のステップの一つは、部署間の垣根を越えた、自主的で自律したチームを編成することです。これは理論としては聞こえの良いもので、確かに、仕事をする人たちは、自分たちがどのように成果を出すか絶対的な自主性を持つべきです。

しかし、単にチームに権限を与えるだけでは、必ずしも期待通りの結果にはつながりません。アジャイルコミュニティの会合でよく耳にするのは、「チームに権限を与えても、上を目指そうとしてくれない」という話です。

Index Exchange では、単にチームに責任を負わせ、自分たちで解決するよう求めるのではなく、自分たちのプロセスには責任を持ちつつ、成功するのに必要なツールとサポートを提供すようにしています。例えば、新型コロナウイルスのパンデミックにより、チームの働き方は完全に変化してしまいました。同じ拠点に配置されたチームの形から、一夜にして遠隔勤務になってしまったのです。このことで、Index Exchange が提供する在宅勤務のベストプラクティスに支えられながらも、各チームが独自の対策を迫られる新たな課題に直面しました。コラボレーションを維持するために新たなツールを活用したチームもあれば、コミュニケーション改善のために仕事のやり方を変えたチームもありました。Index Exchange のスタッフが、新しい働き方を試すのに、特別な許可や制限を受ける必要はありませんでした。チームにとって最適なのは何か、自分たちで判断できる自主性と権限が与えられていた上に、必要に応じて経営陣からのサポートをも得ることができました。

最後に

「真の完璧を獲得することはできない。しかし、完璧を追い求めれば、自ずと卓越したものを得ることができるのです!」

– Vince Lombardi

ソフトウェア開発において、完全な枠組みというものは一つもありません。Index Exchange では、前述の考え方を導入することで、仕事の進め方を改善し、お客様にトップクラスの製品をお届けし続けることができると考えます。名目のみのアジャイルを取り入れるのではなく、アジャイルの原則を最大限に取り入れることこそが、当社エンジニアの仕事に大きな違いをもたらすと確信しています。Index Exchangeにとって、これは決して単なる作業ステップではないのです。

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