Index Exchangeの視点

不適切に実装されたヘッダー入札タグは、ページ速度を低下させ、パブリッシャーの収益を減少させる

毎週新しい進展、学習事項、議論が発生するため、ヘッダー入札では最近は閑散期というものは存在しないように思えます。今週も例外ではありませんでした。

ヘッダー入札ラッパーが登場し、人気を博して以来、この新しいテクノロジーは、レイテンシを増加させ、ページのパフォーマンスを損なうという不当な評価を受けています。この評判は、当社のソリューションチームを継続的に困惑させるものでした。なぜなら、当社と同等に熟練したクライアントの開発チームと緊密に協力し、当社の熟練した実装エンジニアのチームがヘッダータグラッパーを適切に実装したことにより、広告収益増がもたらされ、継続的にページ速度が大幅に改善したためです。このため、ラッパー実装の一部でこの一貫性のない動向が見られたのは驚きでした。

最も複雑なパブリッシャー環境で数百回ヘッダー実装を行いましたが、これらのサイトでも、あるいは精密な実地試験を受けた当社の手法からも異常は見つかりませんでした。では、以前何度も見られたような収益改善が見られなかった理由は?ラッパー実装後、他の統合ビッダーのパフォーマンスが低下した理由は?タイムアウトまで十分な余裕がある場合、ラッパーからDFPへの入札が成功しなかった理由は?

詳細分析により、ラッパーなしに広告を運用するヘッダービッダーの一部では、ラッパーがヘッダーに同期的に統合され、このプロセスが完了するまでjavascriptの実行がブロックされていることが判明しました。特に、これにはビッダーコードとページのコンテンツの両方が含まれます。Googleが公開しているパブリッシャー向けのベストプラクティスでは、この種の同期タグはレンダリングをブロックするjavascriptとみなされており、Googleはこれに対して重大な警告を発しています。同時にプロセスを実行するために、ファーストビューの表示と外部javascriptの呼び出しを非同期で実行することが長年にわたり業界標準となっていました。これにより、ヘッダー入札の特徴である並行オークションが可能となります。これは、ヘッダータグラッパー内の全てのビッダーのためにIndex Exchangeがデフォルトで使用する手法です。ヘッダータグを同期的に実行することは、ページ速度の遅延を生じさせ、収益減につながり、SEOに悪影響を与える可能性もあります。

以下では、混合ヘッダー(同期と非同期)を実装することにより、不公平な優位性が生まれ、広告収益に影響が生じる仕組みについてご説明します:

条件:

  • 広告スロットのレンダリングのためにDFPが呼び出される前に500ミリ秒のタイムアウト

参加者:

  • パートナーA  – 統合、非同期(業界標準) – 150ミリ秒が必要
  • パートナーB  – 統合、同期 – 450ミリ秒が必要

結果:

  • パートナーBは450ミリ秒で全てのリソースを使い、処理を完了
  • パートナーAはパートナーBの完了後にのみプロセスを開始、速度は3倍速いがプロセス中に中断

幸運にも、この問題を診断し、解決することは簡単でした。混合ヘッダーが存在するかどうかは以下の方法で調べることができます:

  1. 広告を配信するサイトのURLをいくつか実行し、GoogleのPageSpeed Insightsでもヘッダー入札を実行します。注:ホームページ以外で、広告スロット/ヘッダー入札を確実に有効にする記事ページを参照していることが必要です。
  2. このセクションを探します:
  3. 「Eliminate render blocking JavaScript」(レンダリングを妨げる JavaScript を削除する)セクションの「Show how to fix」(解決方法を表示)をクリックして拡大します。
  4. 以下が表示されます:
  5. 任意のアドテクベンダーのURLを探します。
  6. パフォーマンスの問題を防止するため、アドテクベンダーに、タグを同期から非同期に変更するよう依頼します。

同じ問題に直面し、2つの異なるヘッダー入札ベンダーが同期タグを使用していることを認識したあるクラアイントは、パートナーと協力し、同期タグを非同期タグに変更しました。そのわずか2日後、入札量は約25%増加しました。

最善の状態では、同期タグは、最適以下で構築されたソリューションの完了のためにより多くの時間を与えることができます。最悪の場合、同期タグは、非同期で規則に従うビッダーを全面的に無力にする、タイムアウトのメカニズムを操作するものとみなされる可能性があります。いずれの場合も、パブリッシャーにとっては、意図しないレイテンシと間接的コストが生じる結果となります。全てのヘッダービッダーを非同期タグに移行させることにより、入札のための平等な機会が生まれます。これにより競争と収益化が改善され、ヘッダー入札はその使命を果たすことができます。

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