見通し

IX マーケットプレース: 2020年6月17日

ラスベガス万才?

6月がはじまり、広告の出稿量は回復が続いています。旅行のように最も大きな影響を被った業種でも、広告は活気を取り戻しつつあります。4月1日以降すべての業種が上昇しており、エコシステム全体に緑の新芽が出てきているような状況です。まだ先は長いと思われますが、状況は全般的に改善しつつあります。広告以外の業界でも、消費者信頼感指数は安定しています。米国の就業統計も、予想以上に良い数字でした。それに加えて、パンデミックの中心地であるニューヨーク市も、長く険しい道が続くものの、肯定的な回復への道のりを歩み始めています。

出典: ワシントン・ポスト, Eli Rosenberg (経済記者) and Heather Long (経済部特派員)
出典: ワシントン・ポスト, Eli Rosenberg (経済記者) and Heather Long (経済部特派員)

全体的に見て、進歩し続けていることに励まされています。まだ困難を乗り切ったと言うには早すぎますが、週を追うごとに前向きな展開が増えているように感じます。私は今でも、デジタル広告は広告業界全体に比べ、より速やかに回復するだろうと見込んでいて、。それは、現在の環境がデジタル化を加速させている様子からも明らかです。Brian Wieser も同様の意見を述べているため、この全般的な感触には、より強い自信を持っています:

出典: MediaPost, Joe Mandese (編集長)
出典: MediaPost, Joe Mandese (編集長)

先週、私は人種差別撲滅について、学んだり関わりたいと思う人たちにいくつかの参考資料をご紹介しました。今回は、私たちの業界に特に焦点を当てた資料をご紹介したいと思います。アドテクの大御所とも言える Erik Requidan と Kerel Cooper が主催する マイノリティ・レポート ポッドキャスト です。このポッドキャストのミッションは、ビジネスやメディア、技術分野における有色人種、女性、およびLGBTQコミュニティに焦点を当てることです。そこで得られる内容には驚嘆させられます。是非、業界ニュースチェックの一環として取り入れることをお勧めします。

皆様の安全、健康、幸福を心からお祈りしております。

Will Doherty
グローバルマーケットプレイス開発担当上級副社長
Index Exchange

データ

*トム・ハンクスにこれが現実だと気づかされ、ウィルソンで横ばいに到達。サタデー・ナイト・ライブは、ゆっくりながらも戻りつつある希望を示している。
*トム・ハンクスにこれが現実だと気づかされ、ウィルソンで横ばいに到達。サタデー・ナイト・ライブは、ゆっくりながらも戻りつつある希望を示している。

4月の底値を指標

隔離による経済への影響が広告出稿量にどれほどの打撃を、どれくらいの期間与えるのか、2か月前には全く分かっていませんでした。今や、そのことを思い起こすことすら難しくなっています。新しい四半期がはじまって数週間ほどで、4月には活気が戻り始めたのです。ゆっくりではありましたが、動きが出てきたのです。皮肉にも、その頃唯一確信できたことは不確実性だったので、私は「底値」と表現するのに消極的でした。しかしそれ以来、消費財や小売などの主要な業種な分野で回復の兆しが見られ続けています。自動車も足場を固め始めています。4月の第一週以降、すべての業種で上昇が見られています。それで、今ではあれが「底値」であったと自信を持って言うことができます。聞かれたら、そう答えることにします。他に何かが起きない限り、ということになりますが。とりあえず、今のところ、答えは4月。4月が底だったのです。

旅行

旅行業界ほど大きな打撃を受けた業種はありません。復活するまでには、さらなる進展が必要でしょう。他の業種と足並み揃えるような出稿量ではありませんが、現在の軌跡は消費者心理をよく表していると言えます。深みから出ようとしてることが分かります。

国内航空旅行も楽観的ムードに後押しされ、回復傾向にあります。国際線は回復により長い時間を必要とするでしょうが、国内線や短距離路線は勢いを取り戻し始めています。

出典: Bloomberg, Chris Bryant (Bloomberg 論説委員)
出典: Bloomberg, Chris Bryant (Bloomberg 論説委員)

世の中にはラスベガスが好きな人と、そうでない人がいます。私はそうではありませんが経験上見てみると、アドテク業界にはラスベガス派の人がかなりいるようです。コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES )詣でを毎年欠かさない 人が多いということは、まさにそれを象徴しています。しかし!ラスベガスが再開し始めていることには感動を覚えます。楽観的な見方がその根底に流れているのでしょう。それは、ラスベガスがそんな軽薄さを持っているからかもしれません。必要なものとは正反対で、おそらく最も訪問を控えるのが簡単で、明らかに不要不急の目的地なのです。真面目な話、街全体が真面目さの欠如を呈している場所です。だからこそ、ラスベガスの復活に向けられている無粋な意気込みに、心が躍るのです。ラスベガスが復活できるのなら、何だって復活できるはずです。この高揚感はギャンブルに似ています。胸が高まるのは、期待によるものであって、実際に賭け事をすることではないのです。

出典: CNN, Matt Villano (フリーランス記者)
出典: CNN, Matt Villano (フリーランス記者)

結論

広告出稿量という点では、喜ぶべきことが数多くあります。第2四半期は COVID-19 の蔓延に伴う不安と不確実性に満ちていましたが、今やより楽観的に第3四半期のはじまりに向けては楽観的な見方ができます。運が良ければ、第3四半期には、第2四半期の低迷期をある程度「良い」ものと理解することができるかもしれません。

夏の読書

出典: Amazon
出典: Amazon

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