Index Exchangeの視点

IX マーケットプレース: 2020年6月30日

国中みんなで屋外へ

ここ数年、私のランニングの頻度は徐々に衰退の一途を辿ってきました。出張や仕事に始まり、気が散る原因は色々ありますが、本当は単に一貫したルーティーンを続ける事ができなかっただけです。モチベーションが下がっていったこと以外に、特に変わったことはありませんでした。ただそうなってしまったのです。しかし、習慣やルーティーンを再確立するのに世界的パンデミックほど有効なものはありません。私は、今や、映画のフォレスト・ガンプ級の距離をこなしています。何かのためにトレーニングしているわけでもなければ、最大酸素摂取量の限界に挑戦しているわけでもなく、ただ単に走りたいのです。走ることで正気を保っている上に、おそらく健康にも役立っているでしょう。ここで「おそらく」としか言えないのは、毎晩ベン&ジェリーズのアイスクリームを 500mL も食べ続けているので、体重が減るわけはないからです。

屋外に出ることは、健康面だけでなくいろいろな意味で重要なことのように思えます。それは、新しいテニスボールの缶を開けたときに香りたつ匂いのようです。目の覚めるような、刈り取られた芝の新鮮な香り。爽快さに満ち溢れています。

普段はスクリーンに釘付けの人々が、これほどまでに屋外に群がっているのは驚くべきことです。そして、もちろんこれはとても良いことです。人々が外へ出ることは、全体的な経済復興を促す重要な要因になります。先週、自宅近所のレストランやバーで、屋外テーブルの利用が解禁となりました。活気が満ち、生き生きとした感じがして、ダウンタウン全体がまるで夏のビーチタウンのようでした。そして、ソーシャルディスタンスを保つためテーブルには間隔が設けられ、マスクも十分用意されていました。何よりも、市民の大半が海辺の避暑地に出払う普段の夏には見られないエネルギーが、街中に溢れていました。この3か月間ほど、低迷を強いられたレストラン業界にとっては、待ちに待ったカンフル剤だったのではないでしょうか。

皆様の安全、健康、幸福を心からお祈りしております。

Will Doherty
グローバルマーケットプレイス開発担当上級副社長
Index Exchange

データ

*トム・ハンクスにこれが現実だと気づかされ、ウィルソンで横ばいに到達。サタデー・ナイト・ライブは、ゆっくりながらも戻りつつある希望を示している。
*トム・ハンクスにこれが現実だと気づかされ、ウィルソンで横ばいに到達。サタデー・ナイト・ライブは、ゆっくりながらも戻りつつある希望を示している。

第2四半期も終わりに近づくにつれ、すべての業種で改善が見られるようになりました。消費財、小売、ビジネスの分野はいずれも、100日線の最高値を更新しています。自動車も徐々に確実な回復を続けています。旅行業界も比較的不安定ではありますが、回復に向けて上昇を続けています。

世界一周

検証すべきデータは大量にありますが、特に説得力のある情報をまとめてみました。

  • 第2四半期を通して、すべての市場で改善が見られています。
  • 最も大きく影響を受けた市場が、最も際立った回復をみせています。
  • 日本では、低迷は見られないようです。日本では、世界の他の地域のような広告出稿量の減少は見られませんでした。そこで、「回復」と呼ぶに値するかは疑問ですが、他と比べてはるかに安定した回復が見られました。
  • イタリアは、早期にパンデミックの大打撃を被りましたが、5月下旬から6月にかけて、大幅な反発を見せました。
  • フランスは、引き続き驚くべき回復を見せている市場の一つです。フランスでは、広告出稿量が新型コロナウイルス発生以前の水準まで達しています。
  • ドイツでは、今四半期は概ね安定していましたが、特に四半期の終わりにかかりより大きな回復を見せています。
  • 各市場においても、全体的な広告出稿量の変動幅に比べると広告主数の変動は小幅になっています。また、大手広告主の出稿量は増加しています。

量的緩和

世界中で行動制限の緩和が進み、平常に戻りつつあります。今週、フランスでは学校が再開しました。数週間前にはイタリアが旅行者を受け入れるようになり、年間の観光収益をいくらかでも取り戻そうとしています。実際、、少し前までは完全に失われたと思われていた夏を、今はヨーロッパ全体で守ろうとしているかのようです。

出典:ニューヨークタイムス, Emily Palmer (The Neediest Cases担当記者)
出典:ニューヨークタイムス, Emily Palmer (The Neediest Cases担当記者)

活気を取り戻したヨーロッパの夏に、アメリカ人は今のところ歓迎されていませんが、それは致し方ないでしょう。その代わり当地では、レストランが通りの真ん中でサービスを提供するようになり、意外とエキサイティングなこととして捉えられています。国境を越えずに旅行をしたいという人向けに、国立公園も再開したところです。

出展:ロサンゼルスタイムス, Mary Forgione (旅行関連副編集長)
出展:ロサンゼルスタイムス, Mary Forgione (旅行関連副編集長)

夏の読書

出典: Bookshop
出典: Bookshop

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